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劉氏夫人の軟禁解除を=米
ノーベル賞歴代受賞者、劉氏の釈放求めG20首脳に書簡
CNN.co.jp 10月26日(火)16時33分

(CNN) 今年のノーベル平和賞を受賞する中国の民主活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)氏の釈放を求め、カーター元米大統領ら過去の受賞者15人が25日、主要20カ国・地域(G20)首脳らに書簡を送った。

書簡にはチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世、ホロコースト体験をつづった作家エリ・ヴィーゼル氏、南アフリカのツツ元大主教らが署名。来月開催されるG20首脳会合の場で中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席に対し、服役中の劉氏を釈放することは望ましいばかりでなく必要であることを直接印象付けるよう、首脳らに要請している。

劉氏の受賞決定後、自宅に軟禁されている妻の劉霞さんについても釈放を求め、外部との自由な通信を可能にするよう訴えてほしいと述べている。書簡は「劉氏が釈放されれば、中国の目覚ましい変革を大きく印象付けることになるだろう」と結ばれている。

劉氏は中国の民主化を求める「08憲章」を起草した活動家。国家転覆を扇動した罪で懲役11年の実刑判決を受けた。中国外務省は、劉氏の受賞が平和賞を「汚す」などと非難。国営メディアも一斉に反発し、英字紙チャイナ・デーリーには、受賞決定は中国の台頭を押さえ込もうとする欧米の陰謀だとする論説が掲載された。



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ノーベル賞委員長:「中国は世界人権宣言順守を」
2010年10月24日 21時21分【毎日新聞】

 【欧州総局】中国の民主活動家、劉暁波氏(54)にノーベル平和賞授与を決めた、ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は、23日付の米ニューヨーク・タイムズ紙などに寄稿し、授賞決定で中国政府の反体制派への弾圧が強まり、かえって状況を悪化させたとの批判にこたえ「私たちは沈黙すべきでもないし、できない」と主張した。そのうえで「急速に発展する中国が今後、国際社会と調和したければ、まず自国民に表現の自由を保障しなければならない」と中国に姿勢転換を求めた。

 委員長は、中国政府が賞の授与を「内政干渉」と批判したことに反論。国家主権のあり方が国連創設や世界人権宣言など国際化の中で変化し「もはや国家には無制限な力はない」と指摘した。そのうえで「中国が民主国家でないにせよ、国連加盟国の中国は世界人権宣言を順守する義務を負う」とクギをさした。

 さらに普遍的な人権に基づく国際社会の中では「(政府と)異なる社会システムを支持する場合でも表現の自由を保障する義務がある」と述べた。

ノーベル賞委員会が、ソ連の反体制派サハロフ博士や公民権運動に取り組んだ米キング牧師に平和賞を授与した歴史に触れ、「(表現の自由の)権利こそ平和賞の授与でノーベル賞委が長く支えてきたものだ」と記した。

 中国の批判は「驚きはしない」としたうえで、授賞が逆効果だったとの批判に「(沈黙することは)基本的な人権を侵害する事態に陥りかねない」と反論。「どの国も(世界人権宣言を守る)国際的義務を無視する権利はない」と述べた。


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劉氏はノーベル平和賞「受賞すべくして受賞」=ダライ・ラマ政府
2010/10/19(火) 13:39【サチーナ】

  ダライ・ラマを元首とするチベット亡命政府内閣は、中国人の劉暁波氏がノーベル平和賞受賞を祝い、「受賞すべくして受賞した」と評価する声明を発表した。

  声明は、劉氏のノーベル平和賞を受賞したことで、「最高の栄誉を同じ国民が受けたことを、中国人全体が誇りに思わねばならない」と主張。受賞は「中国国内の自由のために、同氏がなみなみならぬ貢献をしてきたことが、国際的にみとめられたあかし」、「中国の自由と民主化を求めて仲間らとともに、『08憲章』を起草し、比類ない勇気を示した」と、劉氏を評価した。

  声明は、劉氏がチベット問題にも関心を持ち、中道政策を支持していることにも触れ、「受賞すべくして受賞したノーベル平和賞を、12月10日の授賞式で、劉暁波氏ご自身が受け取れることを祈っています」との考えを示した。


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劉氏夫人の軟禁解除を=米
2010/10/13-06:44【時事ドットコム】

 【ワシントン時事】クローリー米国務次官補(広報担当)は12日の記者会見で、ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏の妻、劉霞さんが軟禁状態になったと伝えられることに懸念を表明、劉霞さんの行動の自由を尊重するよう中国当局に訴えた。
 同次官補は「嫌がらせを受けずに自由に行動することが認められるべきだ」と指摘するとともに、「事態を注視している」と述べた。


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【劉氏に平和賞】中国は「責任取るべきだ」 ノルウェー外相が抗議
2010.10.15 【産経ニュース】

 ノルウェーのストーレ外相は15日、中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与決定に絡んで中国がノルウェーに対抗措置を取ったことに対し、中国は「責任を取るべきだ」と駐オスロ中国大使に抗議の意を示した。また、劉氏の釈放と、劉氏の妻、劉霞さんに対する軟禁の解除を求めた。中国の対抗措置に対するノルウェー政府高官の抗議は初めて。

 劉氏への授賞決定を受け中国は、ノルウェーの漁業・沿岸問題相との会合をキャンセルしたほか、ノルウェー政府高官による中国訪問などの交流を中止するなどしている。

 ストーレ外相は声明で「両国関係と両国の利益に悪影響を与える行動を取るという決断に対して中国は責任を取るべきだ」とした。(共同)


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平和賞「独裁下の受賞者に価値」 亡命ウイグル主席が評価
2010/10/13 08:48【共同通信】

 【ワシントン共同】亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席が12日、米首都ワシントンで共同通信のインタビューに応じ、中国の民主活動家、劉暁波氏(54)のノーベル平和賞受賞決定について「独裁政権下にある人物の平和賞受賞は、大変価値がある。中国の民主主義と人権を前進させる上で重要な役割がある」と高く評価した。

 カーディル氏は、中国政府が新疆ウイグル自治区などでウイグル族を弾圧しているとして、ウイグル族の自由を求める活動を長年続け、今年も平和賞の有力候補者として名前が挙がっていた。受賞決定がウイグル族に好影響を与えるよう「とても期待している」と述べ、活動の追い風になるとの認識を示した。

 また今回の受賞決定は「中国の国民が民主主義と人権をどれほど強く求めているか、中国政府に分からせた」と強調。「現時点では今後の展開は予測できないが、中国の政策に必ず影響を与える」と指摘し、中国が民主化の道に進むことへの期待感を表明した。

 劉氏については「国際社会も釈放を求めており、即座に釈放されるべきだ」として、劉氏の無罪を強調、中国政府に早期の釈放を求めた。

http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101301000119.html


ラビア・カーディル




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ノーベル平和賞:中国知識人116人も劉氏らの釈放要求
2010年10月15日 23時18分【毎日新聞】

 【北京・浦松丈二】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家で作家の劉暁波氏(54)ら政治犯の釈放を求める中国知識人たちの声明が15日、インターネット上に発表された。中国共産党第17期中央委員会第5回総会(5中全会)の開幕に合わせた改革派知識人グループの民主化要求とみられる。

 声明に連署したのは元社会科学院研究員の徐友漁氏ら学者、弁護士ら劉氏への平和賞授賞を支持する116人。声明は劉氏の妻劉霞さん(49)の簡易ブログ「ツイッター」にも掲載され、中国語だけでなく、英語と仏語、日本語に翻訳されている。

 声明は「今年の平和賞を中国の人権運動の代表的人物に授与することは正しい決定だ」と劉氏への授賞を評価し、中国当局に、12月にオスロで開催される平和賞授賞式に劉氏と妻劉霞さんを出席させるよう訴えている。声明はまた「温家宝総理は最近、政治体制改革への強い願望を表明しており、われわれはその実践に積極的に参与したいと考えている」と表明している。

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劉暁波氏の釈放要求=天安門事件の遺族団体-中国
2010/10/12-20:18【時事通信】

 【北京時事】学生らの民主化要求運動が中国当局に武力制圧された1989年の天安門事件の犠牲者遺族でつくるグループ「天安門の母たち」のメンバーは12日、ノーベル平和賞授与が決まった獄中の民主活動家、劉暁波氏の無条件釈放を中国政府に求める声明を発表した。海外の民主派系サイトなどが伝えた。
 声明は「平和で理性的、非暴力の闘争を主張する劉氏の受賞決定は、われわれにとって大きな励まし」と喜びを表明。「中国の政治体制を平和的に転換するのに役立つ」と授与を決めたノーベル賞委員会に敬意を示した。



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「司法制度尊重せず」と反論=平和賞授与で中国
2010/10/13-00:21【時事通信】

 【北京時事】中国外務省の馬朝旭報道局長は12日の定例会見で、中国で服役中の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与を支持する国際社会の声に対し、「中国の司法制度を尊重していない。このような方法で中国の政治制度を変えようとたくらむのは間違いだ」と反論した。
 劉氏の受賞決定後、同省が会見するのは初めて。馬局長は、オバマ米大統領が劉氏の早期釈放を求めていることに関しても、「いかなる人物でも、いかなる方式でも中国の内政に干渉することに反対する」と不快感を示した。
 劉氏の妻、劉霞さんが中国当局により軟禁状態に置かれていることについては、「認識していない」として確認しなかった。
 劉氏が劉霞さんに授賞式への代理出席を託していることに関し、「罪人が何をすべきでないかは司法機関が決める」と述べ、認められないとの認識を示した。
 馬局長はまた、「ノルウェー政府はノーベル賞委員会の決定を支持し、両国関係を傷つけた。中国政府と国民には不満を表明する理由がある」と述べ、ノルウェー政府を批判した。
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[ノーベル平和賞 -- 中国]  thema:中国問題 - genre:政治・経済
「民主活動家受賞すれば関係悪化」 中国外務次官、ノーベル平和賞選考に「圧力」
天安門事件元リーダー出席へ=広島でノーベル平和賞サミット
時事通信 10月27日(水)21時53分

 【ジュネーブ時事】広島市で11月に開かれる「ノーベル平和賞受賞者サミット」事務局は27日、今年の同賞受賞者である中国の民主活動家劉暁波氏の代理として、1989年に起きた天安門事件の元リーダーのウアルカイシ氏が出席することを明らかにした。
 同氏は、中国の刑務所で服役中の劉氏のメッセージを友人として読み上げる予定。 



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劉暁波氏の兄弟、平和賞授賞式に代理出席の意向
読売新聞 10月26日(火)20時32分

 【香港=槙野健】香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターは26日、ノーベル平和賞受賞が決まった民主活動家・劉暁波氏の兄弟2人が、12月にオスロで開かれる授賞式に代理出席する意向を示したと伝えた。

 2人は中国遼寧省大連と広東省広州に在住。同センターに対し、軟禁状態にある妻の劉霞さんが授賞式に出席できない場合、代わりに賞を受け取るつもりだと話した。劉霞さんとともに来月、服役中の劉暁波氏と面会し、授賞式出席を協議する予定だという。


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妻・劉霞さんの授賞式出席認めず…中国が意向
10月14日(木)19時19分【読売新聞】

 【北京=佐伯聡士】ノーベル平和賞の受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏の代わりに妻の劉霞さんが授賞式出席を希望していることについて、中国外務省の馬朝旭・報道局長は14日の定例記者会見で、「犯罪者への授賞は中国国内での犯罪を奨励するもので、中国の司法主権に対する侵害だ」と述べ、出席を認めない意向を示した。

 その上で、「いかなる人物も、国家の安全と公共の利益に危害を与える活動をすれば、法によって処罰されなければならない」として、自らの正当性を改めて主張した。

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劉霞さん、代理出席希望=ノーベル平和賞授賞式
2010/10/14-06:48【時事ドットコム】

 【パリ時事】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏の妻、劉霞さんは13日までに、フランスのニュースサイト「メディアパルト」の電話取材に応じ、12月にオスロで催される授賞式に夫の代理で出席したいと語った。
 同サイトによれば、劉霞さんは「夫はわたしの出席を望んでいるし、わたしも(授賞式に)行きたい」と話した。一方で「パスポートはあるが自宅を離れることが許されない。それに何とかノルウェーに行ったとして、帰国できるだろうか」と不安な心情をのぞかせた。


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劉暁波氏の釈放要求=天安門事件の遺族団体-中国
2010/10/12-20:18【時事ドットコム】

 【北京時事】学生らの民主化要求運動が中国当局に武力制圧された1989年の天安門事件の犠牲者遺族でつくるグループ「天安門の母たち」のメンバーは12日、ノーベル平和賞授与が決まった獄中の民主活動家、劉暁波氏の無条件釈放を中国政府に求める声明を発表した。海外の民主派系サイトなどが伝えた。
 声明は「平和で理性的、非暴力の闘争を主張する劉氏の受賞決定は、われわれにとって大きな励まし」と喜びを表明。「中国の政治体制を平和的に転換するのに役立つ」と授与を決めたノーベル賞委員会に敬意を示した。


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劉氏祝賀会に中止命令…中国、活動家ら監視強化
(2010年10月9日23時32分 読売新聞)

 【北京=関泰晴、香港=槙野健】中国共産党政権は、服役中の民主活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏へのノーベル平和賞授賞が決まった8日夜から、民主化を求める全国各地の活動家、知識人らに対する行動制限、監視を一斉に強めた。

複数の関係者が9日明らかにした。

 民主化運動再燃防止を狙った締め付け強化であり、劉氏らが起草した民主化要求文書「08憲章」への署名者が重点警戒対象だという。

 劉氏夫妻と交流がある北京の男性は9日、「公安当局の監視要員が明らかに増えた」と述べた。この男性は8日夜、北京の劉氏の自宅前に駆けつけた後、仲間ら20人前後とレストランに集まり、祝賀会を始めた。しかし、公安当局が踏み込み、中止を命令。抗議した数人がすぐに連行された。


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【劉氏に平和賞】中国各紙は黙殺 当局規制も祝福の輪広がる
2010.10.9 22:21 【産経ニュース】

 【北京=川越一】中国の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞決定から一夜明けた9日、同日付の中国各紙は、国営新華社通信が配信した中国外務省報道官の批判談話を掲載しただけで、受賞自体は“黙殺”した。

 共産党機関紙、人民日報系の京華時報は「中国の罪人への授与は平和賞への冒(ぼう)涜(とく)」との見出しで、新華社の記事を掲載。他の有力紙も小さな扱いにとどまった。他のノーベル各賞については大きく報じていた中国紙だが、関係者によると、事前に当局から新華社の配信記事以外は掲載しないよう通達があったという。

 唯一、一般中国人の読者が少ない国際情報紙、環球時報の英語版が、“中国人”としてはチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に続く2人目の平和賞受賞と補足。他の民主活動家らも同賞に推薦されていたことに言及し、「彼らは現在の中国の政治体制に反対しているという共通の特徴がある」と政府の主張を代弁した。

 中国国内では授賞発表直後から、「劉暁波」の3文字が含まれた携帯電話のショートメールが送信できなくなった。インターネットの掲示板でも平和賞関連の書き込みが削除された。利用者は「恭喜、恭喜」「盛大な祝賀会を開催すべきでは?」など、規制をかいくぐる曖(あい)昧(まい)な表現で受賞決定を祝福した。

 劉氏の妻、劉霞さんは10日、遼寧省錦州の刑務所で服役中の劉氏と面会する予定だ。当局側は以前から面会時の会話内容も“規制”しており、劉氏本人に受賞を直接的な表現で伝えられる可能性は低い。

 だが、当局がいくら隠そうとしても、伝わるものは伝わる。劉氏の知名度が決して高くない一般市民の間でも、口コミや海外にサーバーを置くサイトなどを通じて、徐々に祝福の輪が広がっている。

【劉氏に平和賞】中国各紙は黙殺 当局規制も祝福の輪広がる


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中国、「ノーベル平和賞」のネット検索を遮断
2010.10.09 Sat posted at: 09:59 CNN

北京(CNN) 2010年のノーベル平和賞の発表に世界中のマスコミが沸く中、受賞した中国人活動家、劉暁波氏の母国である中国の当局は、公の場から劉氏の名前を抹消しようと奔走している。

例えば、中国の検索エンジンで「劉暁波」または「ノーベル平和賞」と入力しリターンキーを押すとエラーメッセージが表示される。

また中国当局は、CNNなどの海外メディアによる劉氏に関する報道も遮断した。そのため、中国の一般市民が劉氏の平和賞受賞のニュースに触れたのは、中国外務省の平和賞に関する短い声明が報じられたときだけだ。同省は声明の中で、ノーベル賞委員会が平和賞の受賞者に服役中の反体制派である劉氏を選んだことについて「平和賞を汚す行為」と批判した。

しかし、中国のニュース視聴者にとって今回のような報道管制は決してめずらしいことではない。中国政府は情報統制の一環として、長年フェースブックやユーチューブなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や海外ブログサービスを遮断してきた。

また今年はじめには、ネット検閲をめぐり中国政府とグーグルが対立し、グーグルが中国国内の検索トラフィックを香港にリダイレクトする事態に発展した。

中国では世界最大規模の人員を投入して4億人を超えるネットユーザーの行動を監視していると言われる。この大規模なフィルタリングシステムは、不満を抱くネット市民の間で「中国のグレートファイアウォール(防火長城)」と呼ばれている。


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劉氏に平和賞、放送中のテレビが突然真っ黒に
(2010年10月9日09時04分 読売新聞)

 中国の民主活動家・劉暁波(りゅうぎょうは)氏のノーベル平和賞受賞は、「21世紀の超大国」を目指す共産党政権の威信を失墜させる痛烈な一撃となった。

 しかし、党に、独裁放棄の選択肢はない。国内にくすぶる民主化要求が受賞で勢いづくのを防ぐため、これまで以上に徹底的に封じ込める方針だ。

 8日午後5時(日本時間同6時)ごろ、劉氏の平和賞受賞を伝えていたBBCやNHKなど外国テレビ放送の画面が、突然、真っ黒になった。国民に劉氏受賞のニュースを見せたくない当局が放送を遮断したとみられる。連日、大々的にノーベル賞関連ニュースを報じてきた中央テレビや新華社通信など国営メディアも一斉に沈黙した。

 共産党のショックの大きさがうかがえる。

 同日、劉氏の妻、劉霞さんが住む北京のマンション前には、100人以上の外国メディア記者が詰めかけたが、20人前後の警官が敷地内への立ち入りを禁じた。

 ほぼ軟禁状態にあるとみられる劉霞さんに代わり、友人が、「賞は劉暁波一人のものではなく、08憲章の支持者すべてのもの。中国政府がこの問題を直視するよう願う」などとする夫妻のメッセージを発表した。

 駆けつけた支援者の一人は、「国内にとどまって民主化を訴え、命を懸けて活動を続ける人々の存在を世界が認めてくれたことを意味する」と涙ぐんだ。

 08憲章に署名したという北京の男性は「中国の民主化にとって最初の勝利だ。政治改革を求める数千万人の声が劉暁波という一人の人物の努力を通じて、国際社会に届いた。自由と民主は必ず勝つ」と力を込めた。


中国は猛反発、授賞報じたNHK・CNNなど突然中断(10/10/09)



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中国の活動家に平和賞 中国市民の反応は
日テレNEWS24 10/9 01:48

 今年のノーベル平和賞に、中国の民主活動家・劉暁波氏(54)が選ばれた。劉氏は共産党一党独裁の廃止を訴えて有罪判決を受け、服役中の身で、中国政府は受賞に強く反発している。中国国内の市民は、今回の受賞をどう受けとめているのか、勝田真司記者が解説する。
 中国メディアは政府のコントロール下にあり、中国国民が、日本や諸外国と同じように、劉氏の受賞やこれまでの活動を知ることはない。劉氏の自宅周辺にも中国メディアだけ姿がなかった。国内報道も、国営テレビがニュースの終わりの方で中国外務省の発表したコメントを読み上げているだけとなっている。
 ただ、断片的な情報でも、89年の天安門事件を自ら体験した多くの人々にはインパクトがある。彼らは、ほぼ例外なく劉氏のことを知っているだけに、それぞれに大きな衝撃を持って受け止めているとみられる。
 一方、中国社会で天安門事件はタブーとされ、風化が進んでいる。今の若者たちは事件そのものをほとんど知らない状態で、彼らからすればどう受け止めてよいのかわからないだろうし、政府の情報統制の中、無関心のまま忘れ去られる可能性もある。
 ただ、平和賞の受賞は、中国の国内的には人権活動家や天安門事件の犠牲者の遺族らに力や勇気を与えるものと言える。また、欧米諸国から中国への人権面での圧力は、高まる経済・政治力を前に弱まりつつあったが、再び圧力を強めるきっかけとなる可能性もある。

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中国、ノルウェー大使に抗議=ノーベル平和賞めぐり
(2010/10/09-00:03)【時事通信社】

 【ロンドン時事】ノルウェーからの報道によると、同国外務省は8日、ノーベル平和賞に中国の民主活動家、劉暁波氏が決定したことを受け、中国当局がノルウェーの駐中国大使を呼び出したことを明らかにした。
 同省スポークスマンは「彼ら(中国当局)は意見と異議、そして抗議を正式に伝えたいと望んでいる」と指摘。「われわれは(授与を決定した)ノーベル賞委員会が独立機関であり、(中国とノルウェー)2国間の良好な関係が継続される必要があることを強調した」とも付け加えた。


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関連
劉暁波氏のノーベル賞受賞”に関する@kaokaokaokao ツイートと,それに対するリツイートなど

ノーベル平和賞、中国人人権活動家の劉暁波氏






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[ノーベル平和賞 -- 中国]  thema:中国問題 - genre:政治・経済
ノーベル平和賞、中国人 人権活動家の劉暁波氏
劉氏釈放要求の学者を連行=北京
2010/10/21-21:43

 【北京時事】中国人権民主化運動情報センター(本部香港)は21日、ノーベル平和賞受賞が決まった民主活動家、劉暁波氏の釈放を呼び掛けている北京映画学院教授の崔衛平さん(54)が同日、公安当局に連行され、事情を聴かれたと伝えた。
 崔さんは劉氏が一党独裁の廃止を求めて起草した「08憲章」の署名者の1人で、平和賞受賞決定後に劉氏の釈放を要求する声明にも名を連ねていた。
 崔さんは同日夜、北京のチェコ大使館で開かれた文化イベントに参加する予定だった。同センターは、崔さんが劉氏の問題で大使と話をするのを当局が妨害したとみている。

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祝福のEU職員、門前払い=平和賞の妻、姿見せず-中国
2010/10/11-20:56【時事通信】

 【北京時事】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏(54)の妻、劉霞さん(49)の自宅前で11日、バローゾ欧州委員会委員長の祝賀メッセージを伝えようと欧州連合(EU)駐中国代表団が訪れたが、警備当局者に「事前に約束がない」などとして自宅のある敷地内に入るのを拒否された。
 代表団が門前で読み上げたメッセージは、「(劉氏の受賞決定は)時に大きな個人の犠牲を払い、自由や人権のために闘争している全世界の人々を支持するという強いメッセージを伝えた」と指摘。「こうした価値観はEUの核心に位置付けられる」としている。
 自宅前には同日、遼寧省錦州の刑務所で劉暁波氏と面会し戻ったとみられる劉霞さんが現れることを期待し、多数の海外メディアが集まったが、姿を見せることはなかった。北京のノルウェー大使館員の乗った車両も訪れたが、敷地内に入ることは許されなかった。

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妻に授賞式出席託す=ノーベル平和賞の劉暁波氏
2010/10/11-20:23【時事通信】


 【北京時事】中国人権民主化運動情報センター(本部香港)は11日、ノーベル平和賞授与が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏が妻の劉霞さんに、12月にオスロで行われる授賞式に代理出席するよう託したと伝えた。霞さんが10日、遼寧省錦州市の刑務所で劉氏に面会した際に頼まれたと、同センターに電話で明らかにした。
 霞さんは「今年、新しいパスポートを取ったので、いつでも出国できる」と劉氏に告げた。一方で、霞さんは同センターに「公安当局の監視が厳しく、外出もできない」と話しているという。


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ノルウェー漁業相との会談拒否=中国、ノーベル平和賞で抗議
2010/10/11-19:50【時事通信】

 【ロンドン時事】オスロからの報道によると、ノルウェー外務省は11日、中国政府が13日に同国で予定していたノルウェーのバルグハンセン漁業相との会談のキャンセルを通告してきたことを明らかにした。同国のノーベル賞委員会が中国の民主活動家、劉暁波氏(54)への今年のノーベル平和賞授与を決定したことに対する抗議という。
 同氏への平和賞授与をめぐっては、中国政府は劉氏が中国の法律を犯して収監中であり、「ノーベル平和賞の趣旨に反する」と強く反発。発表当日の8日、北京駐在のノルウェー大使を呼び、正式に抗議していた。
 これに対してノルウェー政府は、授与を発表したノーベル賞委員会は独立した機関であり、授賞決定に政府としてかかわっていないとの立場を貫いている。

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「天安門犠牲者にささぐ」と涙=平和賞受賞の劉暁波氏-面会の妻、軟禁状態に・中国
2010/10/11-09:31【時事通信】

 【北京、ワシントン時事】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏(54)の妻の劉霞さん(49)は11日、自身の簡易ブログ「ツイッター」で劉氏と面会したことを明らかにした。また、米人権団体「フリーダム・ナウ」(ワシントン)によると、劉氏は面会した際、涙を流しながら「ノーベル賞は(1989年の)天安門事件の犠牲者にささげる」と語ったという。
 8日の平和賞授与決定に対する劉氏の反応が伝わるのは初めて。
 劉霞さんはツイッターで「兄弟たちよ。わたしは戻ってきた。8日に軟禁され、皆さんにいつ会えるか分からない。携帯電話も使えなくされ、電話を受けることもできない。暁波と会ったが、刑務所は9日夜、彼に受賞を知らせていた。皆さんわたしを支えてください」と記し、自らが現在も軟禁状態にあることを明かした。
 面会の日時や場所には触れていないが、10日に劉氏が収監されている遼寧省錦州の刑務所で面会し、同日夜に北京に戻ったとみられる。
 一方、これまで劉氏の支援活動を行ってきたフリーダム・ナウは声明で、当局から劉霞さんに「大きな圧力」が掛かっていると指摘。「世界の指導者たちが中国政府によるこの恥ずべき行為を直ちに非難し、劉霞さんの即時・無条件の解放を求めることを望む」と訴えた。また、中国の反体制派や各国メディアに対し、劉霞さんの自宅を取り囲み、当局に劉霞さんとの接触を要求するよう呼び掛けたと明かした。
 中国当局は平和賞受賞決定以降、人権活動家らを拘束したり、事情聴取したりするなど、国内で民主化機運が盛り上がることを警戒。平和賞受賞決定に関する情報統制も強めている。


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劉氏ノーベル平和賞:中国に人権圧力…胡指導部は引き締め
毎日新聞 2010年10月9日 2時11分

 獄中にいる民主活動家の劉暁波氏(54)へのノーベル平和賞授与が決まったことは、中国に衝撃を与えた。中国は人権問題に対する国際的な批判を経済カードで封じ込める戦略を取ってきたが、欧米諸国から劉氏釈放や天安門事件(89年)の再評価を求められるなど圧力が強まることは必至だ。貧富の格差拡大や汚職の深刻化に対する庶民の不満も高まっており、安定を最優先してきた胡錦濤指導部は授賞決定を機に内憂外患に直面している。【藤田祐子、北京・成沢健一、ロンドン会川晴之】

 中国の国内総生産(GDP)は10年に日本を抜き、世界2位となるのは確実だ。しかし、中国は気候変動問題をはじめ国際会議では「途上国」の立場を主張し続け「責任ある役割を果たしていない」との批判も強い。劉氏への平和賞授与は、人権問題を含め、中国が大人の国になるよう求めたものとも言える。

 欧米諸国から人民元の切り上げを求められながらも、応じていない中国へのくすぶる不満や、領海問題で周辺国とたびたび衝突している中国に対する脅威論の台頭も、授賞決定の背景にありそうだ。

 「経済的発展や力による安定だけで評価されるのではないことを、国際社会が中国に突きつけた」。劉氏の弟子のような存在で、9月30日まで開かれた「第76回国際ペン東京大会」に出席した広東省広州在住の作家、野渡さん(40)は授賞の意義について語る。

 劉氏が指導的役割を果たした天安門事件は、中国指導部に重くのしかかっている。その最大のものが、欧州諸国による対中武器禁輸だ。中国の温家宝首相は欧州歴訪でギリシャ国債を買い増す方針を表明した。ギリシャの財政再建を支援するだけでなく、ユーロ防衛にも貢献することになる。人権批判を経済力で封じ込め武器禁輸解除を目指したものであることは明らかだ。

 中国の人権状況については、米国の歴代政権からもたびたび改善要求があり、中国側も米中首脳会談を前に獄中の民主活動家を病気療養の名目で釈放するなどして批判をかわすことがあった。

 しかし、近年の経済発展で中国国内ではナショナリズムが高まっており、08年にチベット自治区などで起きた大規模暴動の武力鎮圧をフランスから厳しく批判された際、仏系スーパー「カルフール」に対する不買運動が起きた。また同年秋のリーマン・ショック以降、世界の景気回復に中国の高成長が貢献しているとの自負が強まっており、中国側が人権問題で軟化する可能性は低いとみられる。

 中国関係者に対するノーベル賞授与は、インド亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に対する89年の平和賞や中国出身の作家、高行健氏(フランス国籍)に対する00年の文学賞がある。この時も中国政府は授与決定に激しく反発した。今回は初めて中国国内にいる人物に対する授与で難しい対応を迫られる。

 こうした中、中国共産党は15~18日、第17期中央委員会第5回総会(5中全会)を開催する予定で、2年後の党大会に向けて現指導部の後継人事を視野に入れた話し合いも行われる見通しだ。権力闘争の激化を防ぐ意味でも、不安定要因をできるだけ取り除く必要に迫られており、中国指導部は今後、民主活動家への監視強化など体制引き締めを図るとみられる。


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ノーベル平和賞、中国人人権活動家の劉暁波氏
2010年10月8日23時46分

 【オスロ=伊東和貴、北京=古谷浩一】ノルウェーのノーベル賞委員会は8日、2010年のノーベル平和賞を、中国共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由などを求めた「08憲章」を起草した中国人人権活動家で作家・詩人の劉暁波(リウ・シアオ・ポー)氏(54)に授与すると発表した。「中国での基本的人権を求める非暴力の闘い」を評価した。中国外務省は8日夜、「(授与は)平和賞を汚すものだ」と激しく反発する談話を出した。

      ◇

 中国在住の中国人がノーベル賞を受けるのは、自然科学系も含めて劉氏が初めて。劉氏は08憲章を起草したことで今年2月、「国家政権転覆扇動罪」で有罪となり、懲役11年の実刑判決を受けて服役中。今回の授賞決定は、経済大国として国際社会での存在感を増す中国に対し、民主化と人権改善を強く求めたものだ。国際社会に対しても、依然抑圧が続く中国の人権状況への監視を促す意味がある。

 同委員会は授賞理由の中で「中国は世界第2位の経済大国になったが、その新しい地位には増大する責任が伴わなければならない」と指摘。劉氏について「20年以上にわたり、中国での基本的人権の適用を唱えるスポークスマンとなってきた」と評価し、厳罰に処せられたことで、「中国での人権を求める幅広い闘いの最大の象徴になった」とした。

 さらに、「中国の憲法には言論、報道、集会、デモなどの自由が定められているにもかかわらず、中国市民の自由は明らかに制限されている」と、中国政府の姿勢を批判した。

 これに対し、中国外務省の馬朝旭報道局長は「劉暁波は中国の法律を犯し、中国の司法機関が懲役刑を科した罪人である」と非難した上で、「同賞を与えることは、賞の趣旨に背き、これを汚すものだ」とする談話を発表した。また、「中国とノルウェーとの関係も損なわれることになる」とし、同委員会のあるノルウェーへの対抗措置を示唆した。

 ノルウェー外務省は8日、中国政府が抗議のため、ノルウェーの駐中国大使を呼び出したことを明らかにした。

 ノルウェーでの報道によると、中国政府は劉氏ら反体制派に授与しないよう委員会側に事前に圧力をかけていたとされる。一方、受賞者発表の様子を生中継していた米CNNテレビが、中国各地で中断。同時刻のNHKのニュース番組も放映できなくなった。中国当局が神経をとがらせているための措置とみられる。

 授賞式は12月10日にオスロである。賞金は、1千万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)。

 劉氏は1989年の天安門事件の指導的知識人として脚光を浴び、その後、何度も逮捕されながら民主化運動を続けてきた。関係者によると、劉氏には普段から当局の監視がつき、共産党大会や全国人民代表大会の前後には自宅から一歩も出られなかった。収入は香港の雑誌などへの投稿で得るわずかな原稿料だけで、生活は妻の劉霞さんが自作の絵を売るなどして支えていたという。


劉暁波氏ノーベル平和賞受賞、中国側の様子&日本のチャイナウォッチャーTL


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中国指導部に大きな試練 劉暁波氏のノーベル平和賞受賞
2010.10.8 18:23【産経ニュース】

 【北京=伊藤正】ノルウェー・ノーベル賞委員会が、中国の反体制作家、劉暁波氏にノーベル平和賞授与を決めた背景には、中国が経済発展の陰で、国民の民主的権利を抑圧しているとの国際的批判の高まりがある。中国政府は「内政干渉」と反発するだろうが、国内でも政治改革への圧力が強まる中、中国指導部は劉氏受賞への対応に苦慮しているとみられる。

 劉暁波氏が平和賞の有力候補と伝わった後、ある中国の知識人は「もし受賞すれば、共産党のおかげだな」と話した。劉氏に対する懲役11年の判決には、世界各国から批判と抗議の声が上がり、劉氏は一党独裁体制の犠牲者、民主化運動の殉教者として同情と共感を集めたからだ。

 1970年代末に改革・開放に転じて以来、中国は経済発展のために、対外開放路線を取り、国際化を進める一方、党に対抗する言論や活動は弾圧し続けた。改革・開放開始直後の79年、一党独裁を批判した魏京生氏を懲役15年に処したのに始まり、89年には、民主化運動を武力鎮圧した天安門事件が起こった。

 魏氏に適用された「反革命宣伝扇動罪」は、97年の刑法改正で国家政権転覆扇動罪と名称を変え、今回の劉暁波氏の罪名になったが、党批判を封じ込める本質は不変だ。弾圧は、言論にとどまらず、党の意に沿わない宗教活動や人権擁護運動にまで及んだ。

 中国の民主的権利や人権の抑圧には、欧米諸国、特に米国が批判し、改善を要求してきた。中国は、公式には「内政問題」として突っぱねる一方、天安門事件の政治犯を「病気治療」の名目で出国させるなど圧力を交わす取引に応じた。

 しかし中国が経済大国化し、発言力を増した近年は、欧米の対中圧力は著しく弱まった。昨年春以降、訪中した米国のペロシ下院議長やクリントン国務長官は人権問題に触れず、中国の知識人層を失望させた。11月に訪中したオバマ大統領も同様で、その翌月、劉暁波氏に重刑判決が出た。

 劉氏へのノーベル賞授与が、中国の民主化や人権問題への国際的関心を高めるのは間違いない。それは中国が軍事拡張を続け、北朝鮮やミャンマーなどの独裁政権と親密な関係を築いていることへの懸念も背景になっている。

 中国は天安門事件後、一党独裁下で、経済は急成長したが、同時にさまざまな矛盾が噴出、社会には不満が充満している。市場経済化に見合った政治改革が停滞し、少数の特権階層が果実を独占する腐敗構造が形成された結果である。

 中国指導部は社会各層から政治改革の圧力を受けており、「08憲章」で一つの方向を示した劉暁波氏の影響力を恐れたのが重刑を科した理由だった。その劉氏の受賞が国内に与える影響は、徐々に大きくなっていく可能性が高い。

 1984年のロサンゼルス五輪で中国選手が金メダル1号を獲得したとき「ゼロの突破」と国中がわいた。ノーベル賞も中国の悲願だが、今回の「ゼロの突破」は国内報道も規制されるだろう。

 経済はじめ多くの分野で国際標準化しながら、普遍的価値観を拒絶する中国を「異形の大国」と表現したのは、ある改革派の知識人だ。劉氏の受賞にどう対応するかは、内政問題も絡み中国指導部の試練になりつつある。


中国指導部に大きな試練 劉暁波氏のノーベル平和賞受賞 (1/2ページ)

中国指導部に大きな試練 劉暁波氏のノーベル平和賞受賞 (2/2ページ)

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ノーベル平和賞に劉暁波氏 投獄中の中国民主活動家
10月8日(金)18時6分【産経新聞】

 【ロンドン=木村正人】ノルウェーのノーベル賞委員会は8日、中国共産党の一党独裁体制の廃止などを求めた「08憲章」の起草者で、中国で服役中の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏(54)に2010年のノーベル平和賞を授与すると発表した。中国の民主活動家の受賞は初めてで、中国政府が激しく反発するのは必至だ。

 劉氏は吉林省出身で、北京師範大や米ハワイ大などで中国現代文学などを講義。1989年の天安門事件の際には、米国から帰国して天安門広場でハンストを実施し、逮捕された。

 天安門事件後、民主化運動の指導者や知識人の多くが海外に脱出する中、91年の出獄後も国内で民主化を求める論文を書き続けた。2008年、共産党の一党独裁体制の廃止や民主選挙の実施とともに、言論、宗教、集会、結社の自由などを求めた「08憲章」を、中国の学者ら303人の署名を添えてインターネット上に発表。劉氏はその直前に拘束された。10年2月、国家政権転覆扇動罪で懲役11年、政治的権利剥奪(はくだつ)2年の判決が確定。現在、遼寧省錦州市の刑務所で服役している。

 ノルウェーのノーベル賞委員会によると、中国の外務省高官が今年6月、「(劉氏に平和賞を)授与すれば、ノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」と同委に圧力をかけていた。

 劉氏のノーベル平和賞受賞を契機に、国際社会から中国の民主・人権状況に対して非難の声が高まる可能性がある。1989年にチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世がノーベル平和賞を受賞した際、中国政府は激しく反発した。2000年には、フランスに亡命した作家、高行健氏が華人として初めてノーベル文学賞を受賞している。

【プロフィル】劉暁波氏(りゅう・ぎょうは) 1955年、吉林省長春市生まれ。88年、北京師範大文学部で博士号を取得。89年春、研究生活を送っていた米国から帰国し北京の民主化運動に参加。天安門事件後、反革命罪などでたびたび投獄される。2008年12月、「08憲章」を中心になって起草し発表。国家政権転覆扇動などの容疑で逮捕され、09年12月、北京の第一中級人民法院で懲役11年、政治的権利剥奪(はくだつ)2年の判決を受けた。10年2月には、北京の高級人民法院が劉氏の控訴を棄却、実刑判決が確定した。夫人は劉霞さん(49)。

ノーベル平和賞 中国人 劉暁波氏 (共産党批判で服役中)




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ひるみなき幽閉11年の道 「08憲章」劉暁波氏、民主化の闘い
2010.2.20 23:15【産経ニュース】

 中国共産党の独裁体制を批判、民主主義体制への移行を訴えた「08憲章」の起草者、劉暁波(りゅうぎょうは)氏に対する懲役11年の刑が確定した。中国最大の祝日である春節3日前の今月11日のことだ。過去何度も獄中で春節を迎えた劉氏だが、11年の幽閉は54歳の彼にとって絶望的な長さに思える。しかし劉氏はひるんではいまい。その底には1989年の天安門事件で、民主化を求め犠牲になった若者らへの責任感があり、自ら捨て石になる覚悟で08憲章を起草したからだ。劉氏の裁判は、共産党の非民主性を暴露し、内外の関心を集めた。劉氏の闘いは始まったばかりだ。(中国総局長 伊藤正)

 2年前、劉暁波氏と愛妻の劉霞氏を北京の日本料理店に招いた。劉氏は「この人は酒豪です」と緊張気味の夫人を紹介、夫人は熱燗(あつかん)をぐいぐい飲んだ。劉氏の刑確定後、夫人に酒を差し入れようとしたが、電話はつながらなかった。劉氏収監後も夫人への監視は続いているのだ。

 その会食の際、劉氏は、胡錦濤政権になってから当局の監視や言論統制が年々強まっていると話した。それは共産党が国民の支持を失いながら、なお支配階級の特権を守るため一党独裁維持に躍起になっている表れにほかならない。

 劉氏は当時、08憲章の構想を温め、作家の余傑氏ら少数の知識人に相談していたようだ。天安門事件以降、経済発展の一方で政治改革も民主化も停滞し、矛盾や問題が山積、社会に不公平感が広がる中で、民主主義体制以外に道はないと考える知識人は多かった。

 しかし、当局の弾圧を恐れ声を上げる人はごく少数だった。90年代以降、共産党批判の言動は取り締まり対象になり、3年間の労働矯正所送りになった劉氏はじめ多数の知識人が迫害を受け、著作や刊行物の摘発が相次いだ。

 そうした中で、2008年12月10日の世界人権デーに合わせてインターネット上に発表されたのが08憲章だ。自由、人権、平等などの基本理念に立ち、直接選挙による憲政、三権分立、言論の自由、人権の保障など19項目の要求を掲げ、303人の学者、弁護士、作家らが署名していた。

 ネット上で賛同の署名を呼びかけた憲章を、共産党指導部が党への挑戦と受け止めたのは当然だった。この動きを事前に察知した治安当局は憲章発表予定の前々日、中心人物の劉氏を自宅から連行、拘束した。

 劉氏は拘束を予測し身の回り品を用意していたという。起訴され重刑を科せられるのも覚悟していたに違いない。それでも、劉氏があえて公然と行動に出たのは、経済発展をバックに一党独裁が絶対化し、民主化が後退することへの危機感だったろう。

 劉氏の行動の原点は、天安門事件を抜きに語れない。彼は1980年代半ば、北京師範大学大学院時代から、中国の封建制批判など、鋭い評論で注目され、オスロ大学やハワイ大学から招聘(しょうへい)されたのに次ぎ、89年には米コロンビア大学の客員研究員として渡米した。


 その年の春、北京で始まった学生らの民主化運動が過激化し迷走しだした5月中旬、劉氏は急きょ帰国した。彼は党がいずれ鎮圧に出ると予測し、知識人が結束して学生らを天安門広場から撤退させる必要を説いたが、失敗。6月2日には、他の3人とともに広場でハンストに入った。

 その目的は、自ら運動に参加し、学生らに撤退を促すことにあった。しかし党は翌3日夜から武力鎮圧を開始、4日朝まで広場にとどまっていた数千人の学生に武力行使の危険が迫る中で、劉氏らは必死の説得を続け、広場での流血を食い止めた。

 08年6月、劉氏は天安門事件を回顧し「この19年間、私は大虐殺の生存者として闘い続け、(犠牲になった)若い魂に恥じない尊厳ある生き方をしてきたつもりだが、あの世から見れば、依然私は恥辱の中にいる」と書いた。

 天安門事件後、逮捕され1年半の刑期を終えた後の劉氏は、海外のメディアやネットに評論を精力的に発表、国外に出ることを拒否してきた。彼はそれを「歴史への責任」「知識人の道義」と言う。


 劉氏は、現実主義者である。天安門事件当時も、民主化には長い時間を要し、無駄な血を流すなと学生らを説得した。その劉氏が08憲章で行動に出たのは、単に危機感によるものではなく、現実社会の変化が味方すると読んでのことだったろう。

 社会の変化は情報革命がもたらした。4億人のネットユーザー、7億台を超えた携帯電話など、情報伝達手段の発達は、政府の情報管理、宣伝能力を大きく殺いだ。特にネットが普及したこの10年間、ネットは最大の世論構成力を持つようになり、政府の政策や人事をしばしば動かしてきた。


 劉氏はネットの発達で、民間がかつてない社会変革の力になったと数年前から唱えている。情報を政府やその宣伝機関が独占していた天安門事件当時には考えられない事態だ。

 08憲章は、ネットで瞬時に全中国、全世界に流れ、最初の5日間に約7000人の署名を得た。この間の中国国内からのアクセス数は500万を超えた。当局は慌てて規制、中国国内から検索は不能になり、劉暁波氏がらみのニュースは中国メディアではタブーになった。

 08憲章事件では、当初の署名者だけではなく起草に関与した数人の知識人も弾圧されなかった。中国当局が劉氏1人を摘発したのは、事態の拡大を避ける狙いに加え、1人の主張が拡大、普遍化するネット空間では、「首謀者」を、他の見せしめにすることが有効とみているからだ。

 劉氏への有罪判決は、中国が自らの憲法で規定している「言論の自由」や、中国も調印している「市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約)」に反しているとの批判が起こった。経済大国、中国は劉氏の抹殺に成功したかに見えるが、劉氏の存在はかつてなく大きくなり、中国政府への重圧になろうとしている。獄中の劉氏の笑みが浮かぶ。



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平和賞に圧力 「無理押し」大国の異様さ
2010/09/30 07:33【産経新聞】

 ノーベル賞発表の季節を控え、中国がノーベル平和賞の受賞者選考に圧力をかけていることが明らかになった。無理を通して道理を引っ込めるような姿勢を強める中国の外交スタイルと、国内の人権弾圧を如実に表す行動というべきだろう。

 10月8日に発表が予定されるノーベル平和賞には、過去最多の237個人・団体が候補として推薦を受け、ノルウェーのノーベル賞委員会で受賞者選考が進められている。選考過程は公開されないが、最有力候補の一人と伝えられるのが中国で服役中の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏だ。

 中国共産党の一党独裁体制の廃止を求めて2008年に発表された「08憲章」の起草者といわれ、憲章発表の直前に逮捕されて国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受けた。平和的な手法で改革を訴える文書を発表するだけで長期の投獄生活を強いられる。そうした国家のあり方は、大国になればなるほど異様に映る。

 その異様さがもたらす受難があるからこそ、劉氏の受賞が有力視されているのだが、中国当局にそうした発想はないようだ。

 ノルウェー・ノーベル賞委員会のルンデスタッド事務長によると、中国の傅瑩(ふえい)外務次官は今年6月、「中国に対する非友好的な態度になるだろう」と述べ、中国反体制活動家に平和賞を与えないよう露骨に圧力をかけたという。

 同事務長は中国がここ数年、「いかなる反体制活動家にも授与するな」と繰り返してきた事実も明らかにしている。

 2年前には、やはり国家政権転覆扇動罪で投獄されている人権活動家の胡佳(こか)氏がノーベル平和賞の有力候補と伝えられ、中国外務省の報道官が強い不快感を表明している。胡佳氏には同年、優れた人権活動家を表彰するサハロフ賞が欧州議会から贈られた。

 衛生管理がずさんな売血事業でエイズが広がった河南省の売血スキャンダルの告発者で知られる女性医師の高耀潔(こう・ようけつ)さんは昨年、「身の危険が迫ってきた」として82歳で故国を捨て米国に逃れた。

 北京五輪の後、リーマン・ショックに端を発する先進諸国の経済危機を糧に経済的な影響力を強めた中国の人権状況は、大国化により悪化している感すらある。今年のノーベル平和賞はそうした内外の情勢を踏まえ、高度な判断が逆に必要かもしれない。

平和賞に圧力 「無理押し」大国の異様さ


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「民主活動家受賞すれば関係悪化」 中国外務次官、ノーベル平和賞選考に「圧力」
2010.9.28 20:06【産経ニュース】

 【ロンドン=木村正人】ノーベル平和賞を選考するノルウェー・ノーベル賞委員会のルンデスタッド事務長が28日、産経新聞の電話取材に応じ、今年6月にオスロで中国の傅●(=「莞」の元が王)外務次官と会談した際、傅次官が服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏(54)を念頭に「(平和賞を)授与すればノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」と露骨に圧力をかけてきたことを明らかにした。

 同事務長によると、同委員会は1989年にチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に平和賞を授与しており、「賞の選考が中国の圧力に影響されることはない」と明言する一方で、「傅次官は会談で今年の平和賞を中国の反体制活動家(劉氏)に与えないよう求めた。『これは中国に対する非友好的な態度になるだろう』と述べた」と証言した。

 中国当局は人権活動家への平和賞授与を警戒しており、同事務長は「ここ数年、中国当局は何度も『いかなる反体制活動家にも授与するな』とアプローチしてくる」ことも明らかにした。

 平和賞は10月8日に発表される。推薦は2月1日に締め切られ、過去最多の計237の個人・団体から選考が進められ、劉氏は最有力候補に挙げられている。

 共産党独裁体制下にあったチェコスロバキア(当時)で基本的人権の尊重を訴える「憲章77」を起草して投獄されたチェコの初代大統領、ハベル氏らは今月、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に寄稿、「中国共産党の一党独裁体制の廃止を求める『08憲章』を起草した劉氏は20年以上もひるまず平和的な手法で改革を訴えている」として劉氏に平和賞を授与するよう同委員会に求めた。

 これに対し、中国外務省の姜瑜報道官は28日の定例会見で「私たちはこの問題でほかの国に対し圧力を加えるつもりはない」と同事務長の見解を否定した。

 劉氏は89年6月の天安門事件後に投獄され、その後釈放されたが、2008年12月、08憲章発表前に拘束された。今年2月、国家政権転覆扇動罪で懲役11年などの刑が確定した。


「民主活動家受賞すれば関係悪化」 中国外務次官、ノーベル平和賞選考に「圧力」 (1/2ページ)

「民主活動家受賞すれば関係悪化」 中国外務次官、ノーベル平和賞選考に「圧力」 (2/2ページ)

Posted by おきっここ
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[ノーベル平和賞 -- 中国]  thema:中国問題 - genre:政治・経済
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